明けましておめでとうございます🎍
千代島自動車です🐯
2022年もよろしくお願いいたします。
さて、早速ですがタイトル通り本年1つ目のブログのテーマは、『エンジンオイル』です。
車に乗るうえで「オイル交換」は基本的な事ですが、
そもそも「エンジンオイルって何?どんな役割があるの?」という方も
意外と多いのではないでしょうか?
今月はエンジンオイルの基礎知識・役割・交換時期等書いていきたいと思います😊
❒エンジンオイルとは?
エンジンオイルとは、車やバイクのエンジンに使用されている潤滑油です。
エンジン下部に取り付けられているオイルパンからオイルポンプで汲み上げ
各パーツへと循環していきます。
❒エンジンオイルの役割
📌潤滑
エンジン内部のピストンやシャフトを滑らかに動かし、金属同士の摩擦や焼き付きなどを
低減するための潤滑油として、大きな役割を果たしています。
新しいエンジンオイルには、粘り気があり各パーツをコーティングして滑らかに動くようにしています。
オイルの酸化が進むと粘度が下がるため、潤滑作用も弱まってきます。
📌密封
エンジンの部品同士は完全に密着しているのではなく、ほんの少し隙間があります。
ピストンの運動によりエネルギーを生成する必要があり、オイルは内部の気密性を維持する効果があります。
それによりエンジンで発生する力の生成効率を向上させます。
車に長く乗っていると、パーツの摩耗が進み、気密性を維持できなくなっていきます。
オイル交換を行うことにより、長く乗っている車でも気密性を維持できます。
📌冷却
エンジンオイルは、ガソリンの燃焼や摩擦などで生じた熱を冷却する役割も担っています。
エンジン各部を循環し、各パーツを冷却していきます。
熱を吸収したオイルは、オイルパンに戻り冷却されます。
その後再びエンジン内部を循環冷却し、機能を保っています。
📌洗浄
エンジンを稼働させていると、ガソリンが燃焼することによってスラッジという汚れが発生します。
この汚れが溜まると、エンジンの性能を低下させてしまいます。エンジンオイルにはこのスラッジを
洗浄する作用があり、重要な役割を担っています。
オイルが黒く汚れているのは、汚れを吸着し洗浄が正常に行われていることの証でもあります。
洗浄作用を維持するためにも、定期的はオイル交換が必要です。
📌防錆
エンジンは稼働中とても高温になります。そのため外との温度差などによりエンジンに水滴が付きやすくなっています。
水分は錆の原因になってしまいますが、エンジンオイルでパーツをコーティングすることにより
錆を予防することが出来ます。錆は、エンジンの性能を低下させパーツを劣化させます。
エンジンオイルの酸化が進むと防錆効果が低下してしまい、錆が付着してしまいます。
エンジンの寿命も短くなってしまいます。そういう事態を避けるためにも、定期的なオイル交換は大事な作業になります。
❒エンジンオイルの種類
⭐種類
自動車のエンジンオイルは、「ガソリンエンジンオイル」と「ディーゼルエンジンオイル」の2種類です。
基本的な性能はほとんど同じですが、ディーゼルエンジンオイルには、酸を中和させるためのアルカリ分が
添加剤として多く入っています。ディーゼルエンジンは、燃料に軽油を使用しており、軽油の中には硫黄が含まれています。
これが燃焼すると硫黄酸化物になり、酸がエンジン内部を腐食させる原因となってしまうため中和させる必要があります。
⭐ベースオイル
ベースオイルとはエンジンオイルの原料になるオイルの事で、製造方法により4つに分類されます。
・化学合成油
精製する過程で、できる限り不純物を取り除き分子が安定しています。
不純物を含まないので潤滑性能が高く、レース用の車に使用されることが多いオイルです。
・部分合成油
化学合成油と鉱物油を混ぜたベースオイルです。経済性もよく毎日車に乗る方にもおすすめです。
・鉱物油
原油を蒸留し精製したオイルです。一般的に普及しているベースオイルです。
・HVI
上記の鉱物油をさらに精製して不純物を取り除いたベースオイルです。
⭐オイルの粘度
エンジンオイルを選ぶ基準に「粘度」があります。新車時に入っている粘度を基準に選びましょう。
車種により、エンジンオイルの推奨粘度が設定されています。それに沿ったものを選ぶことでエンジンの性能を活かすことが出来ます。
例:5w–30
最初の数字(赤の部分):低温時に数字が小さいほど粘度が低い。Wはwinterの略。
後半の数字(青の部分):高温時に数字が大きいほど粘度が高い。
・低温時の粘度の特徴
数字が低いほど低温時に柔らかく、寒さに強い・エンジン始動が良い・燃費効率が良い等の特徴があります。
エコカー向けのエンジンオイルとしてよく使われます。
・高温時の粘度の特徴
数字が高いほど高温時に硬く、熱に強い・高速走行に向いている等の特徴があります。
スポーツカーやターボ車等への使用が推奨されています。
こういった粘度による特徴をふまえ、一般的にこの低温時の数字と高温時の数字の幅が大きいほど
あらゆる走行条件に対応していると言えるでしょう。
❒エンジンオイルの交換時期
これまでの話から、エンジンオイルの重要性はなんとなく分かっていただけたかと思います。
ガソリンが燃焼することによって発生するスラッジという汚れや、オイルの酸化等、
エンジンオイルも劣化、減少をしていきます。オイル交換をせず、長期放置してしまうと
最終的にはエンジンが動かなくなってしまいます。
しかし、オイルの劣化は見た目での判断は難しく、使用状況によっても異なるため、
一般的には「走行距離」や「使用期間」で判断をします。
当店では「約5000㎞毎」もしくは「交換から6ヶ月経過」したら交換をすることをオススメしております。
車を使用していなくても、オイルは時間が経つにつれて酸化していきます。
車に貼ってあるオイル交換シールを確認し、いつ・何キロで交換したのかを定期的に確認し
オイル交換をすることにより長く車に乗れる事に繋がるでしょう。
安心安全なカーライフを送れるよう、定期的なオイル交換・メンテナンスを行いましょう😊
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ホリデー車検城島
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